Chubb損害保険株式会社〔本社: 東京都品川区、代表取締役社長兼CEO: ジェフ・ヘイガー、以下 「チャブ保険」〕が、2011年から提供している「旅行保険同時購入システム*Central Reservation System(以下CRS)」の導入がオンライントラベルエージェント(以下OTA)の間で増加しています。
本システムは、航空券やツアー等のオンライン購入と同時に旅行保険の申し込みが可能になる、購入者にとって保険加入の手続きがワンストップで完結する利便性の高い、グローバル展開(※1)も可能なシステムです。また、OTAにとっては、旅行保険加入に伴った保険手数料の収益源に期待できることで、新たなシステム導入につながっています。
昨年2016年だけで、株式会社アドベンチャー、株式会社スカイツアーズ、株式会社ホワイト・ベアーファミリー(WBF)など、計7社の旅行会社が、「CRS」を導入、利用を開始しました。また、今年4月以降には、株式会社さくらトラベルなど、さらなるOTAでの「CRS」導入が予定されています。
【1%未満だった旅行保険の加入率が20%以上に】
これまでは、旅行サイトから保険会社が運営する別サイトへのアクセスを誘導するバナー形式が主流でした。購入画面で入力した個人情報を二重に入力する必要がある場合が多く、手間がかかることから離脱してしまう消費者も多いことから、旅行保険に関しては、1%未満の加入率でした。
しかし、「CRS」の導入により、一度の情報入力で航空券やツアー等のオンライン購入と旅行保険の申し込みが完結できるようになり、2016年度に「CRS」を導入したOTAでは、導入後20%以上の加入率増加となりました。
【旅行保険同時購入システム*Central Reservation System「CRS」とは】
OTA購入サイトと連動。航空券やツアーなどの購入者に対し、旅行保険購入希望者には旅行プランに見合う旅行保険プランを提案するITシステム。OTA側の購入サイトと連動するためのシステム構築から、運営開始後の購入した顧客管理まで、OTA側の手を煩わせることなく対応が可能。
日本国内で、グローバル共通のプラットフォームを使用しながら、顧客属性に応じ異なる保険タイプを推奨販売できるシステムを展開しているのはチャブ保険のみ
【CRS導入後の旅行保険加入者増加の背景】
1. 保険加入手続きがワンストップで完結する高い利便性
2. 格安航空会社の国内利用の場合、原則として補償のない天候による遅延・
欠航にも対応、一律1万円の宿泊補償が付いた商品の提案
3. 海外旅行保険の場合、立て替え不要のキャッシュレス医療サービスや現地
での日本語対応など、クレジットカード付帯の保険で不足する部分に重点
4. 旅行プランに見合う保険を提案してもらえるので迷うことがない
(顧客情報とチャブ保険のシステムデータ(API)の連携による)
旅行保険本部長の服部哲弥は、今後のOTA市場について以下のように述べています。
『格安航空会社利用やオンラインを駆使した個別旅行者はデジタルネイティブの増加に伴い、これまで以上に増加するでしょう。旅行者のニーズに合わせた商品開発や提案はもちろん、チャブ保険のグローバルネットワークを駆使し、OTAにとっても、国内/海外に旅行されるお客様にとっても、安心して利用していただける環境を生み出していくことが必要になると考えています。どのような商品プランや方法がベストか、ベースとなるデータが今後「CRS」を通じて蓄積されていくと思うと作り手としても非常に楽しみです。』
(※1)「CRS」は、英語圏はもちろん、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、香港、インドネシア、中国、オーストラリア、韓国で対応可能です。これは、チャブAPACのシンガポールチームが2009年に開発をスタート、同年には旅行保険をOTA市場での販売を開始するだけでなく、OTAと供にシステム構築から、導入、運営からサポート体制まで、世界各国で提供が可能になりました。
チャブ保険について
チャブ保険は、チャブ・グループの100%子会社です。チャブ・グループのグローバルなネットワークをもとに、様々なお客様に対し火災保険、傷害保険、自動車保険、旅行保険などを提供しています。日本での実績は、前身会社を含め外資系損保会社としては最長の95年以上におよびます。
米国格付機関スタンダード&プアーズ社からは、保険財務力および発行体格付けともに「A+」(2016年12月現在)の評価を受けています。また、資本金は81.5億円、ソルベンシー・マージン比率は1138.5%です(2016年3月末現在)。
メディアコンタクト
Chubb損害保険株式会社 マーケティング&コミュニケーション部 木村 050-3164-8124 | japancomms@chubb.com